近年さまざまな企業が海外進出をしており、海外拠点の新設・海外資本との提携などあらゆる手段によりビジネス拡大に取り組むケースが増えています。このページではそれらの中でも「アプリ開発」にフィーチャーし、ベトナムオフショアでアプリ開発を行うメリットなどについて紹介・解説していきます。ぜひチェックして参考にしてください。
ベトナムにおけるアプリ市場は急成長を遂げており、最も急速に成長している業界・市場の一つであるといわれています。特にベトナム製のゲーム・アプリのダウンロード数は年々増加しており、毎時・毎分非常に多くのアプリがダウンロードされています。
一方でダウンロード数に対しアプリによる収益が伸び悩んでいるという課題もあります。ベトナムではアプリ内購入による収益は世界でも上位であるといわれていますが、金額としてはそれほどまでに多くありません。そのため特にゲームアプリを開発する企業は価値の高い体験設計に注力しており、持続可能な収益源を生み出すことが求められます。また、ベトナムではAI統合においても多くの課題に直面しているといわれています。要因としてはAI専門家や高品質なトレーニングプログラムの不足、AI関連製品の試験・開発におけるインフラの欠如などがあります。
海外に開発拠点を設ける、とりわけベトナムオフショアでアプリ開発をするにあたってのメリットにはどのようなものがあるでしょうか。次に、ベトナムだからこそ得られる・期待されるメリットについて紹介していきます。
ベトナム政府はIT産業を国家の重要な成長分野と位置付けており、IT大国を目指したさまざまな施策・政策を推進しています。教育機関との連携によるIT教育の強化を行い数多くのIT技術者を育成することを目標に掲げています。また、海外企業の投資を促進するために優遇措置やインフラ整備などにも着手しており、IT産業の発展を支えるための環境構築にも取り組んでいます。そのためベトナムは国際的なIT企業やスタートアップの拠点として注目を集めており、これらの国家的取り組みが信頼性の高い開発環境の提供や長期的なパートナーシップを築くにあたっての安心材料になるでしょう。
ベトナムは若くて優秀なIT人材が豊富にいる国だと知られています。毎年多くの大学卒業生がIT関連の学位を取得しており、プログラミングやソフトウェアの開発、データサイエンスなどといった分野において高いスキルを持つ人材を市場に供給しています。また、ベトナムのIT人材は最新の技術トレンドに対しても非常に敏感であり、AIやブロックチェーン技術、IoTなどといった新しい技術にもしっかりと対応することが可能です。これらのスキルを活かし、複雑なアプリケーションや革新的なソリューションの開発を実現することが可能です。
ベトナムでアプリケーション開発を行うにあたっては、日本国内で開発するのに比べてコストを削減できる傾向にあります。人件費の安いベトナムのリソースを活用することにより、日本と同じスキルセットを有するベトナムのエンジニアを低コストで調達することが可能なためです。さらにベトナムではインフラやオフィススペースなどの関連コストも比較的安価となっているため、他の必要なビジネス活動にしっかりと資金を投入することが可能になるでしょう。
ベトナムは親日国としても知られており、日本と文化的な共通点が多くあります。「勤勉さ」「礼儀正しさ」「チームワーク」などのさまざまな価値観が共有されているため、円滑な協力関係を築きやすくなっています。さらにベトナムは日本語教育も盛んであるため日本語を話せるIT人材が多くいます。したがってコミュニケーションの障壁が少なくプロジェクトをスムーズに進行させることが可能です。また、現地との時差も2時間と少ないことから日本とのコミュニケーションもタイムリーに行うこともできます。
実際にベトナムでは革新的なアプリやゲームが世界的に成功を収めている例もあります。具体的な例としてはベトナムのスタートアップが開発したアプリがあり、デジタルペットの育成や対戦ができるというユニークなコンセプトのブロックチェーンゲームが世界中のユーザーを魅了しています。このゲームではプレイヤーがゲーム内で獲得したアイテムを暗号資産として取引することが可能であり、IT技術を活かした新たなビジネスモデルとして注目を集めています。
ベトナムオフショアのアプリ開発がメリットばかりであれば、世界中の多くの企業が殺到するでしょう。何事においてもメリットの裏にはデメリットがあります。デメリットをしっかりと認識しておくことができれば、より多くのメリットを享受することが可能になるでしょう。
日本国内における開発・オフショア開発のどちらであったとしても、パートナーにデータを提供する際にはデータのプライバシーやセキュリティには細心の注意を払わなければいけません。正しいセキュリティ対策を講じられない場合、データ漏洩や不正アクセスなどといったさまざまなリスクが高まってしまいます。こういったセキュリティ面をきちんと担保するためには、契約時における厳格なセキュリティポリシーの設定や定期的な監査などが求められます。
どのような商品でも「国産=高品質」というイメージが強いですが、これはきちんと国内企業が国内で品質管理を行っているためです。国内企業がオフショア開発を行う場合、現地との物理的な距離が生じてしまいますので、開発プロセスの進捗や実際の品質を直接確認することが難しくなってしまいます。品質管理を徹底しよりよいアプリを開発するためには、明確な基準の設定や定期的なレビューなどを行うことが重要です。
ベトナムは日本と文化が近しい・親日国であるとはいえ、外国であることに変わりはありません。そのため言語や文化の違いによってコミュニケーションがスムーズに進まないシーンもあるでしょう。特にプロジェクトにおける細かなニュアンスや仕様変更などを正確に伝えられず、想定通り・期待通りにならないリスクもあります。適切なコミュニケーションを実現するためには、双方向のコミュニケーションをきちんと取っていくことが重要です。
ベトナムのアプリ開発市場は非常に注目を集めていますし、人材も豊富にいることからオフショア開発を検討することはビジネスを拡大する一つのチャンスになるでしょう。しかし成功するためにはデメリットもきちんとケアしておく必要がありますので、ベトナムオフショアに取り組む場合には開発委託会社などのパートナー選びをきちんと行うようにしましょう。
ベトナムのオフショア開発で、案件の分野別に確かな実績(※1)を持つ企業を紹介。
異なる開発ニーズに応じて、どのような専門性があるのかぜひご覧ください。
長年の開発実績の中でも、強固なセキュリティおよび緻密なプロジェクト管理や高い品質が求められる金融・通信業界から評価を得ている(※2)ひけしや。
日本発企業でもあり、現地常駐日本人スタッフのサポートによって、オフショア開発でありがちな品質管理ポリシーのギャップを生みません。業界特有の厳しい品質基準をクリアできる体制が整っています。
プロジェクト数:約1,000件
開発経験:20年
200名を超えるクラウドエンジニアの在籍、AWSの認定パートナー(※3)であるなどクラウド移行に関して実力が光るCMC JAPAN。オンプレからでも、クラウド同士の統合でも柔軟にカスタマイズが可能です。
官公庁で使われているレガシーシステムもスムーズにシステム移行をすることができます。
プロジェクト数:-
開発経験:30年以上
エンジニアの平均月単価が40万円(税不明)のベトナム(※4)で17.5万円~アサインが可能なオルグローラボ。最短即日のアサイン(※5)も可能で、迅速な開発体制構築とコスト競争力を提供します。
インタラクティブな要素が必要とされるゲーム開発も行っており、デザイン面とユーザーエクスペリエンスが両立されたアプリ開発を行います。
プロジェクト数:2,000件以上
開発経験:10年
※1 公式HPに記載されている情報から「案件数」「事業年数」いずれかが豊富であるとわかる企業
※2 参照元:ひけしや公式(https://hikesiya.co.jp/solution/labo)(https://hikesiya.co.jp/timeandmaterial)2024年8月6日時点
※3 参照元:CMC Japan公式(https://cmc-japan.co.jp/blog/why-migrate-to-the-cloud/)2024年8月6日時点
※4 参照元:オフショア開発.com『オフショア開発白書2023』(https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/vietnam/price.php)
※5 参照元:オルグローラボ公式(https://allgrow-labo.jp/lp/)2024年8月6日時点