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ハノイのオフショア開発

目次

ハノイは、優れたIT人材の確保と低コストでの開発が可能であり、政府の強力な支援もあることから、オフショア開発における主要都市となっています。豊かな歴史と急速な近代化が共存するハノイは、ITインフラが充実し、多くの国際企業が拠点を置く活気あるビジネス環境を提供しています。

本記事では、ハノイのオフショア開発の特徴と今後の可能性について詳しく解説します。

ハノイの特徴と魅力

ハノイはベトナムの首都であり、近年、オフショア開発の拠点として急速に注目を集めている都市です。

低コストで優れた技術力を持つ人材を確保できることや、充実したITインフラの整備があるため、多くの企業が拠点を置いています。

経済と文化の中心地

ハノイはベトナムの政治、経済、文化の中心地として、多くの役割を担っています。歴史的な建物も残る中、近代的な都市開発が進み、国内外から多くの企業が集まっているためビジネスが活発に行われています。その中で、国際企業とのコミュニケーションを取りやすく、新しいビジネスチャンスが生まれています。

IT地区としての発展

近年のハノイはIT産業の成長が顕著な都市です。最新技術の開発の中心となる科学技術都市を目指し、ベトナム科学技術省が設立したアラックハイテクパーク(工業団地)はハノイ近郊に位置し、今後、さらなる発展が注目されています。ITなど技術力を持つ海外の企業がハノイをオフショア開発の拠点として選ぶ理由の一つとして、このようなITインフラの整備があげられます。

低コストと高い人材確保

ハノイは、オフショア開発において非常に競争力のある都市です。労働コストが他のアジア諸国に比べて低いというメリットだけでなく、専門教育を受けた人材が安定して供給される基盤があるためIT分野で優れた技術力を持つ人材が多く存在します。これにより、質の高いサービスを低価格で提供することが実現しています。

インフラと環境

ハノイは、交通インフラや通信インフラが高度に整備されていることも、ビジネスを行う上で大きな利点となっています。また、自然環境も豊かでありながら都会的な生活が望めることから、国内外の人材を引きつける要因となっています。

ハノイのIT業界の現状と将来性

ハノイのIT業界は、急速な成長を遂げており、今後も大きな発展が見込まれています。この成長の背景には、教育制度の充実と政府の強力な支援があります。

教育制度

ハノイ工科大学で日本政府のODAとして始まったHEDSPI(Higher Education Development Support Project on ICT)では、日本語ができるIT人材を育成しています。

また、ベトナムは、1998年に制定された教育法に基づき、小学3年生から英語とコンピューター教育を導入。政府は学校のデジタル化やSTEM科目の強化に力を入れ、中学2年生からソフトウェアコーディングの授業を実施しています。ハノイには、数多くの大学や専門学校がIT教育を行っており、優れた技術力を持つ人材を育てています。
参照:ハノイ大学におけるHEDSPI プロジェクトの概要と課題

政府の支援

ベトナム政府は、ハノイを含むIT産業の成長を戦略的に支援しています。税制の優遇措置やインフラ整備への積極的な投資が行われており、企業がハノイで事業を展開するための良好な環境が整備されています。このような支援により、ハノイは今後もIT業界でのさらなる成長が期待される都市として注目されています。

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金融・通信業界におすすめ

ひけしや

Reasons

なぜひけしやは
金融・通信業界におすすめなのか

業界の厳しい品質基準をクリアする
徹底した品質管理体制

現地企業が多いベトナムのオフショア開発ですが、ひけしやは日本発企業。ありがちな品質や納期に対するポリシーギャップがありません。日本企業との取引実績も15年と長いこともその裏付けと言えます。

また、開発20年の実績の中で培った開発ノウハウやエンジニア間でのルールをすべて英語で統一されたデータベースに蓄積。言語ギャップを作らず、「曖昧さによるミス」「認識齟齬」を徹底的に無くしています。 その結果、品質管理基準が厳しいとされる金融・通信業界でも高い支持を得ているのです。

※参照元 ひけしや公式(https://hikesiya.co.jp/timeandmaterial
技術力の高さと整った開発体制で
AI開発を信頼して依頼できる

ひけしやの数多くの実績のなかでも、高度な技術を必要とするAI開発案件がひけしやの高い技術力を証明しています。 AI開発案件ではプロジェクトが大規模になることや、アジャイル型で仕様変更を繰り返しながら進めていくのが一般的なため、指示が行き届かないことによるミスや認識齟齬によるトラブルが発生しやすいのが懸念となるポイント。

しかし、ひけしやは徹底した品質管理体制を構築しているため、大規模なプロジェクトや仕様変更にも柔軟に対応できます。開発における技術力と開発体制の両軸で、AI開発における実績と信頼を構築しています。

※参照元 ひけしや公式(https://hikesiya.co.jp/timeandmaterial
Supported

ひけしやのオフショア開発で
対応可能な開発

  • 開発言語
    Python、Java、PHP、C++、その他あり
  • 開発対応OS
    Windows、macOS、Linux、Solaris、Android、iOS、Tomcat、FreeBSD、IBM
  • 開発対応
    データベース
    Oracle、MySQL、PostgreSQL、SQLServer、DB2、Symfoware、SQLite、MSSQL、MongoDB、Galera、Cluster
Case Studies

ひけしやのオフショア開発 導入事例

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金融や製造業の課題をAIインテグレーションで解決
競争力強化を実現
契約期間内で自由にシステム開発を依頼できる、ひけしやのベトナムオフショア開発センター「GT Labo」は、金融機関、製造・流通業など多様な業界向けに、ソフトウェア製造工場として活用されています。
AIインテグレーションを強みとし、商談数増加に伴う開発フォーメーションの効率化とコスト削減を実現しました。
具体的には、 アジャイル型開発でプロダクトオーナーと連携することで、スプリント毎に進捗レビューを実施。これにより開発の効率化を図り、コスト削減を実現しました。特にAI連携機能の追加やカスタマイズ開発で、クライアントのニーズに迅速かつ高い品質で対応することで、クライアントの競争力強化に貢献しています。
参照元:ひけしや公式HP(https://hikesiya.co.jp/solution/labo
Engineer Pricing

ひけしやのエンジニア価格

エンジニア1名 35万円(税別)から~

※エンジニアレベルにより、価格は異なります。詳しくはお問い合わせください。

Development sites

ひけしやのオフショア開発拠点

ホーチミン本社 No 78, Street 36, Van Phuc City, National Route 13, Hiep Binh Phuoc Ward, Thu Duc City, Ho Chi Minh City
(78番、36番通り、ヴァンフックシティ、国道13号、ヒエップビンフオック区、トゥドゥック市、ホーチミン市)
ホーチミン支社 No 100 Trinh Cong Son Street, Phuoc Long B Ward, Thu Duc City, Ho Chi Minh, Viet Nam(ベトナム ホーチミン市 トゥドゥック市フックロン B区)
Information

ひけしやの会社概要

ひけしや公式
※引用元:ひけしや公式
(https://hikesiya.co.jp/)

日本企業と15年以上の開発実績あり
日本クオリティのオフショア開発を提供

提携先のベトナム企業は、15年以上日本企業とのオフショア開発の実績があるため、信頼できるシステム開発を依頼できる会社です。
ひけしやが提供するラボ型オフショア開発「GT Labo」は、言語や文化、コミュニケーションなど、オフショア開発にありがちなさまざまな課題をクリア。ITスキルが日本と同レベルであるため、日本クオリティの高い品質での開発が可能です。

会社名 株式会社ひけしや
本社所在地 神奈川県横浜市中区南仲通4-39-2 箕田関内ビル 4F
電話番号 045-663-8751
公式HP https://hikesiya.co.jp/
官公庁におすすめ

CMC JAPAN

Reasons

なぜCMC JAPANは
官公庁のWEBシステム開発におすすめなのか

安全で確実なシステムの
クラウド移行が可能

クラウド移行に精通している会社であるため、システムのスムーズなクラウド移行が可能です。
CMC JAPANは200名以上の認定クラウドエンジニアを有しており、AWSのアドバンストティアサービスパートナーとしてAWSのトレーニングと認証を受けた技術者の強力なチームを備えています。(2024年9月現在、公式サイトより)
特に官公庁のような厳しいセキュリティ要件でクラウド移行を安全に行うためには、経験を積んだ信頼性の高いプロバイダーとのパートナーシップを結ぶことが大切。CMC Japanに依頼することで、クラウド移行する過程において手厚いサポートを受けられます。

官公庁で使われる
レガシー言語にも対応可能

企業のITインフラやアプリケーション、プロセスなどの一部をクラウドに移行するサービス「クラウドマイグレーション」を展開しています。
オンプレミスからクラウド、クラウド同士の部分的な移行、クラウドプラットフォームの統合など、多様なニーズに対応することが可能。
官公庁で使われているレガシーな言語で書かれたシステムも、セキュアなフレームワークを用いてスムーズにシステム移行することができるでしょう。

Supported

CMC JAPANのオフショア開発で
対応可能な開発

  • 開発言語
    Python、Java、JavaScript、C、C#、HTML、CSS、Thymeleaf、PHPその他あり
  • 開発対応OS
    iOS、Android、その他あり
  • 開発対応
    データベース
    Oracle、MySQL、その他あり
Case Studies

CMC JAPANのオフショア開発 導入事例

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オンサイトとオフショア連携による
自治体サービスシステムの効率的な構築・移行事例
大手SIer系企業向けに、自治体サービスシステムを「C#」から「Java」へ移行した事例です。
オンサイトとオフショアの連携により、16か月でシステム移行を完了し、複雑なスケジュールやリスクにも対応しつつ、納期通りにデリバリーしました。
ブリッジエンジニアが上流工程から参画し、要件定義、設計支援、実装、テスト、受入支援までを実施。
システムの登録・検索・管理機能を「C#」から「Java」へ移行をオンサイト5名、オフショア32名の体制で、リスクを共有・対策しながらスムーズに進行しました。
引用元:CMC JAPAN公式HP(https://cmc-japan.co.jp/casestudies/sier_01/
Engineer Pricing

CMC JAPANのエンジニア価格

公式HPにエンジニア価格の記載は見つかりませんでした。

Development sites

CMC JAPANのオフショア開発拠点

ハノイ本社 ハノイ市、カウザイ区、ズィックヴォンハウ通り、11ユイタン、CMCタワー7F~10F
ダナン ダナン市、ハイチャウ区、タックタン、65ハイフォン、G8ビル
ホーチミン ホーチミン市、7区、タントゥアンドン、タントゥアン輸出加工区、ストリート19、CMCクリエイティブ スペース
Information

CMC JAPANの会社概要

CMC JAPAN公式
引用元:CMC JAPAN公式
(https://cmc-japan.co.jp/)

大規模な従来システムのクラウド移行に強み
ベトナム企業の日本支社

CMC Japanは、1993年設立のベトナムのIT企業CMC Corporationの日本支社です。大規模な従来システムの安全かつスムーズなクラウド移行作業が強みで、オンプレミスからクラウド、クラウド同士の移行を包括的に支援しています。
CMC Corporationは、ビッグデータ、クラウド、セキュリティ分野での実績が豊富(※)で、CMC Japanは日本市場向けに高品質なソフトウェア開発が得意。デジタル変革を推進し、ITイノベーションをリードすることをビジョンとしています。

※ 参照元:CMC JAPAN公式(https://cmccybersecurity.com/ja/

会社名 CMC Japan株式会社
本社所在地 東京都品川区北品川5-1-18 住友不動産大崎ツインビル東館7F
電話番号 公式HPに記載なし
公式HP https://cmc-japan.co.jp/
開発ベンダーにおすすめ

オルグローラボ

Reasons

なぜオルグローラボは
開発ベンダーのスマホアプリ開発におすすめなのか

精度の高いアプリを迅速に
低コストで開発できる

オルグローラボのオフショア開発が支持されているのは、エンジニアの平均月単価が安く、即日対応が可能なため、迅速なスマホアプリ開発体制を構築できる点が理由と言えるでしょう。
多様な専門スキルを持ったスタッフが、アプリ開発の工程を総合的にサポート。定期的にミーティングやアンケートを行って、問題を素早く抽出し、改善策を提案します。
高精度・満足度の高いアプリを、低コストでスピーディに開発できる体制を整えています。

幅広いジャンルのアプリを手掛け
UIを追求したアプリも提供可能

アプリの開発実績を多く有している点も、ベンダー業界のスマホアプリ開発におすすめの理由。たとえば、学習教材アプリや食品販売管理アプリ、ライブ配信アプリ、レジャーゲームアプリなど、さまざまなジャンルのアプリを手掛けています。
中には、インタラクティブな要素が含まれるゲーム開発も行っており、ユーザーエクスペリエンスを追求できるアプリも提供することが可能。
豊富な実績で培われたスキルによって柔軟かつ迅速にアプリ開発を行い、企業のニーズに応えている会社です。

Supported

オルグローラボのオフショア開発で
対応可能な開発

  • 開発言語
    PHP、Java、Python、Ruby、Go、C#、Node.js、その他あり
  • 開発対応OS
    Windows、Linux、その他あり
  • 開発対応
    データベース
    MySQL、PostgreSQL、SQLite、Oracle、Mongodb、ElasticSearch、Redis
Case Studies

オルグローラボのオフショア 導入事例

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クロスプラットフォームのECサイトシステム開発で
高いコストパフォーマンスを実現
ECサイトやWEB制作を行う株式会社猫の手は、サービス提供において切っても切り離せないシステムエンジニアの雇用を検討した結果、オルグローラボのオフショア開発サービスを導入。コスト削減を目的にベトナム出身の4名のエンジニアと契約し、日本国内でのエンジニア採用と比較して2〜3倍のコストパフォーマンスを実現しました。
多くの会社の多様な要望にも対応できる高いスキルを持ったエンジニアを配置し、クオリティの安定した成果物を理由に、3年間にわたり同サービスを継続利用。顧客満足度の向上に貢献しました。
今後は自社アプリ開発にも着手予定です。
引用元:オルグローラボ公式(https://allgrow-labo.jp/lp/#membe
Engineer Pricing

オルグローラボのエンジニア価格

17万5,000円(税不明)
Development sites

オルグローラボのオフショア開発拠点

ホーチミン 4F, An Phu Plaza Building, 117-119 Ly Chinh Thang Street, Ward Vo Thi Sau, District 3, Ho Chi Minh City, Vietnam(4階、アンフー・プラザビル、117-119 リーチンタン通り、ボー・ティ・サウ区、3区、ホーチミン市、ベトナム)
Information

オルグローラボの会社概要

オルグローラボ
引用元:オルグローラボ
(ttps://allgrow-labo.jp/)

コスト効率と迅速なアプリ開発を実現するオルグローラボ

オルグローラボ株式会社は、2012年設立のオフショア開発企業で、コストを抑えつつ使いやすさを重視したアプリ開発を行っています。
低コストで迅速にエンジニアをアサインでき、専門スキルを持つスタッフが多彩なジャンルのアプリを開発。サポート体制では自動翻訳ツールの活用などで顧客満足度を向上させています。
東南アジア市場での事業展開を目指し、地域特有の人材を活かした開発を推進しています。

会社名 オルグローラボ株式会社
本社所在地 東京都渋谷区神泉町10-10 VORT渋谷神泉ビル6F
電話番号 03-5784-4330 (代表)
公式HP https://allgrow-labo.jp/

まとめ

ハノイは、オフショア開発の拠点として多くの利点を提供しています。経済的な魅力に加え、優れた人材の確保や政府の支援によって、IT業界の発展がますます期待されています。今後、ハノイはベトナムのIT産業の中心として、さらに重要な役割を果たしていくでしょう。

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