近年、私たちの生活を便利にしてくれる新しい技術が精力的に開発されています。拡張現実と呼ばれる「AR」は現実世界にデジタル情報を重ねて表示する技術で、ゲームや教育・観光・広告などに用いられています。また、仮想現実などと呼ばれる「VR」はゴーグルを装着することで限りなく現実に近い仮想空間を体験できる技術で、エンタメ業界などでさまざまなコンテンツ提供がされています。ここではそれらの技術を用いたシステムをベトナムオフショアで開発するメリットなどを紹介します。
システム開発はかかる工数や求められる技術の高さなどに応じて開発コストが大きく変わります。案件着手時には開発規模などから見積もりを算出しますが、実際に進めて行く中で変更やトラブルなどの発生で見積もりと実績が大きく変わるようなケースも少なくありません。開発単価が抑えらることができれば多少工数に変動が出ても全体金額に対するインパクトはそれほど大きくなりませんので、より開発コストを抑えられる環境が望ましくなります。ベトナムは人件費が日本と比較すると低い水準にあるので、システム開発にかかるコストを大きく抑えることが期待できます。
ベトナムのエンジニアは、高い技術力を持っており、高品質なシステム開発が可能です。特にARやVRのシステム開発に求められるUnityなどのゲーム開発フレームワークの経験を持つエンジニアも多くいます。
比較的人件費が安く、一定の品質を維持できるというベトナムオフショア開発における特徴について紹介しましたが、他にもさまざまな強み・メリットがあります。ここではいくつか具体的な例を挙げて紹介しますので、ぜひ開発国選びの参考にしてください。
必ずしも国民全員が同じ性格とは限りませんが、多くの国では「国民性」という傾向が見られます。例えば日本人であれば「集団で行動する」「統一性を好む」「目立つのを嫌がる」「礼儀やマナーに気を付けている」などといった国民性のイメージがあり、多くの外国人もその国民性を認識しているでしょう。ベトナム人の国民性は「新しいもの好き」であり、AR/VRエンジニアは憧れの職業として認識されているので、モチベーションの高い人材が確保しやすい地域です。
ベトナムには、豊富なエンジニアが集まっており、日本に比べて人件費が安い傾向にあります。これにより、コストを抑えながら一定の品質を維持した開発が可能です。ベトナムはシステム開発に適しており、提携先として有望です。
ベトナムオフショア開発におけるメリットや特徴を紹介しましたが、デメリットも存在します。次に失敗事例を紹介・解説しますので、ぜひ参考にしてください。どういった失敗事例があるのかを知っておくことにより、その「失敗パターン」を避けることが可能になります。
システム開発においてスケジュール管理は非常に重要です。プロジェクト着手時に合意をした納期や見積もりを基準に開発は進んでいきますので、この前提が大きく崩れる場合には再度関係者で合意を得なければいけません。ベトナムオフショア開発においてはコミュニケーションギャップに起因する期日の認識齟齬などが重なり、納期が遅れてしまうようなケースも少なくありません。納期がずれると開発費用が変わりますので、スケジュールの確認は丁寧に行いましょう。
どのような仕事であっても「やり方」が存在していて、業務を委託する場合においてはプロセスよりも結果である「成果物」を重視します。開発を進める中においてはそのスタイルの違いによるトラブルも発生しがちですが、求められる水準の成果物が提出されるのであれば問題はありません。しかし開発手法や品質管理方法が違うことによって出来上がりの品質やプロジェクトの進行に支障が出る場合においてはトラブルに発展しかねないため、注意が必要です。
地理的遠隔性も一つのネックになる可能性があります。現地に管理者を派遣して丁寧なプロジェクト管理を行うことができれば一定の品質が確保できますが、一定のコストがかかります。日本の開発手法をそのままベトナムに適用して丸投げするケースも少なくありませんが、現地の状況に適さずプロジェクトがが上手く進まない場合があります。丸投げではなく開発手法・管理手法についてもきちんと方向性を検討し、現地に適した方法でプロジェクトを進めて行く必要があります。
システム開発において品質管理は非常に重要です。先にも触れた通り国民性の違いによってもできあがりの品質は大きく違いが出ますので、日本とベトナムの品質管理基準の違いを十分に理解し、適切な品質保証体制を構築しましょう。
コア以外の業務をアウトソーシングし、自社のリソースは開発をはじめとしたコア業務に集中する企業も現在では一般的です。ベトナムオフショア開発も、この経営形態の延長なので、日本との仕事に慣れているパートナーを選らんで、自社としては「やるべきこと」に集中できる環境を構築しましょう。
ベトナムオフショア開発を進めるにはさまざまなことに注意する必要がありますが、、その検討だけをひたすら詰めて行くとビジネスチャンスを逃してしまいかねません。ベトナムの開発市場は非常に注目を集めていますし人材も豊富です。適切なパートナーを選んで、ぜひこのビジネスチャンスを素早くつかみましょう。
ベトナムのオフショア開発で、案件の分野別に確かな実績(※1)を持つ企業を紹介。
異なる開発ニーズに応じて、どのような専門性があるのかぜひご覧ください。
長年の開発実績の中でも、強固なセキュリティおよび緻密なプロジェクト管理や高い品質が求められる金融・通信業界から評価を得ている(※2)ひけしや。
日本発企業でもあり、現地常駐日本人スタッフのサポートによって、オフショア開発でありがちな品質管理ポリシーのギャップを生みません。業界特有の厳しい品質基準をクリアできる体制が整っています。
プロジェクト数:約1,000件
開発経験:20年
200名を超えるクラウドエンジニアの在籍、AWSの認定パートナー(※3)であるなどクラウド移行に関して実力が光るCMC JAPAN。オンプレからでも、クラウド同士の統合でも柔軟にカスタマイズが可能です。
官公庁で使われているレガシーシステムもスムーズにシステム移行をすることができます。
プロジェクト数:-
開発経験:30年以上
エンジニアの平均月単価が40万円(税不明)のベトナム(※4)で17.5万円~アサインが可能なオルグローラボ。最短即日のアサイン(※5)も可能で、迅速な開発体制構築とコスト競争力を提供します。
インタラクティブな要素が必要とされるゲーム開発も行っており、デザイン面とユーザーエクスペリエンスが両立されたアプリ開発を行います。
プロジェクト数:2,000件以上
開発経験:10年
※1 公式HPに記載されている情報から「案件数」「事業年数」いずれかが豊富であるとわかる企業
※2 参照元:ひけしや公式(https://hikesiya.co.jp/solution/labo)(https://hikesiya.co.jp/timeandmaterial)2024年8月6日時点
※3 参照元:CMC Japan公式(https://cmc-japan.co.jp/blog/why-migrate-to-the-cloud/)2024年8月6日時点
※4 参照元:オフショア開発.com『オフショア開発白書2023』(https://www.offshore-kaihatsu.com/contents/vietnam/price.php)
※5 参照元:オルグローラボ公式(https://allgrow-labo.jp/lp/)2024年8月6日時点